共働き父の体験談

ブログ更新がタイヘンに滞り気味だったんだけど(絵文字話書かなきゃ・・)、あまりに身に染みる話だったので触れておきます。


私、ちょうど先月で1歳になった子供を持つ父です。実は先月、夏頃から探していた妻の仕事がこのご時世にも関わらずありがたいことについに決まり、保育園に子供を預けて共働きデビューしたところです。今週ちょうど1ヶ月を迎えました。


もともと自分はひとり暮らしも長かったので、いわゆる家事力は高いほうだと思っています。多分増田さんも似たような感じだったのじゃないかしら。


共働きを始めてこの1ヶ月、年末年始もあったので、まるまるという訳ではないものの、結構いろいろありました。聞いてはいましたが早速風邪をお土産に持ち帰られて家族じゅう蔓延して妻も身動き取れなくなったり、保育園で突然熱が上がって電話がかかってきたり。


二人の生活はまるっきり変わりました。特に妻の労力はハンパないです。それまで頭では想像していたものの、正直こんなに大変だとは思わなかった。


増田さんも共働きなので言うまでもないと思うんだけど、朝は朝で戦争、夜も離乳食食べさせてお風呂入れて寝かしつけして自分たちもご飯食べなくちゃならない。体壊してる余裕なんてない感じです。


自分はこのブログのとおり某ITベンチャー企業でエンジニアやってるんですが、まあ世間一般で言われてるとおりのライフスタイルどおりの感じ。夜も非常に遅く、泊まりもしばしばでした。


ですが、妻のタスクが尋常じゃないことから、以下のスタイルにすることにしました。

  • 子供のお風呂に入る時間までには帰宅して、お風呂に入れる。
  • 子供の寝かしつけも担当する。
  • 夕食の片付けはできる限り手伝う。
  • 早く帰った分は自宅でリモートで作業する。


これは言うまでもなく、妻のタスクを軽減するのが目的だったのですが、正直上記くらいはもともとできていたので、それまでできなかったことをやるようにした、という訳ではないです。できる、できないで言ったらこれも増田さんとそう変わりはないんだと思う。


ところがいざやり始めると、思いがけない効用があることに気づきました。それは、


当然それまでより疲労はしてるんだけど、妻の精神状態がとても安定した


ということです。


食事が済んでから寝る前まではダイニングで作業するんですが、妻が傍にいて、話しかけてくるときもあればテレビを見てたり全然別のことをしてたりするときもある。


話といえば他愛もない内容だったりするし、僕も作業していたりするので100%で話を聞いてすべて相槌を打ててる訳じゃないんだけど、それでもたった二日くらいこれをしないだけでも妻の精神状態が全然違うんです。


これも、自分の経験と、身のまわりを見た印象からだけで乱暴に推測するけど、働く母親がいちばん支えてほしいことって、「心」だと思う。

...

匿名氏の奥さんは、家事のように自分だけでもできる、または家族以外の他人でも代替がきくような作業を「分担」してほしいんじゃなくて、匿名氏にしかできない役割(夫として奥さんを精神的に支える、父親として子供と向かい合う)をもっとしてほしいんじゃないのかな。


共働き夫婦が支え合うべきこと - 理系兼業主婦日記

そういう意味で、ここの部分には心底共感する。増田さんの妻も、これをして欲しいだけなんだと思う。

ちょうど、昨日がプロジェクト終わりだったので

久しぶりに定時帰宅して、

家族3人で風呂入って、飯食って、

10時には娘と嫁と手をつないで寝ました。

嫁は始終にこにこしてました。

娘はきゃっきゃと喜んでいました。


とある夫婦の離婚序章

本当に、こういうことなんだと思いますよ。


で、ついでに思うこと。


こういう、お互いの「ツボ」って、本当に人によって違う。結婚していろんな夫婦を見て思うのって、夫婦のかたちって全部違うんだよね。


何がいいたいのかって、結婚、つまりパートナーを見つけるっていうのは、自分とこういう「相性」が合う人間をいかに探してマッチするか、ということに過ぎないと思うんだよね。


彼氏とか彼女とかもこの延長線上にあるのだとすると、「非モテ」とか「女子力」とかホントどうでもいいんだよね。